おおいた不妊・不育相談センター hopeful(ホープフル)

その他のお悩みについてOTHERS

その他、お悩みがある方へ

人生において家族を持とうとしたとき、思い描いていた理想とは違う形だったり、努力してみたけど、どうにもならなかったということもあるでしょう。そんな様々な想いが相談者さんの数だけここに集まります。生殖や生殖医療にまつわる考え方は時代とともに変化するものもあれば変わらないものもあります。なにが正解なのでしょうか。お悩みには単純なものから複雑なものまで本当に様々なものがあります。これからの選択において迷いやお悩みが生じた時に開いて頂きたいページです。

よくいただくご相談FAQ

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その他のお悩みについて

治療を続けることに迷いがあります

多くは長く治療の場に身を置いている方から寄せられます。子どもをもつこと・子どもがいないことに向き合う時間が自分の中でこれまで以上に多くなり、同時に、もしかしたらという治療の可能性、期待値が頭を過ります。治療から離れていく不安や迷いは人によって様々です。そして、その先の選択も一人ひとり異なります。医療側からの客観的意見を求めたり、カウンセリングを希望したり、その先の道を模索していく過程では一定の時間が必要です。そして伴走者や寄り添いがあれば、落ち着いて考えることが出来やすくなります。

育児等で休職中の方の仕事がまわってきます。上司には不妊治療のことを伝えてますが、あまり理解してもらえません。

良く頂くご相談です。各自治体でも、不妊治療と仕事の両立の負担を重視し、社会に向けて様々な発信と理解を求めています。とはいえまだまだ浸透してきているとは言い難い状況です。ここでは、現状のお話をお伺いしながら、少しでも負担が軽減できるような働き方の工夫や治療の組み方などを一緒に考えていくようにしています。

性交障害で悩んでいますが、どこに相談したらいいのかわかりません。

このご相談は女性からも男性からもかなりの頻度で届きます。機能性や心因性など様々なパターンがあり一様ではありません。妊娠を希望しているカップルがそこにたどり着けない苦悩は、非常にセンシティブでプライベート性も高く、また、相談できる場所も限られます。医学的なアプローチが必要なのか、カウンセリングの対象なのかなど専門相談を経由しカップルがのぞむ解決を模索します。

精子提供や卵子提供について相談ができますか 

精子や卵子の提供による治療を考えた方がいいと診断を受けた時、多くのことを考えることになります。その為病院からいったん離れている方も多いです。どこかで話をきいてもらいたい、相談に乗ってほしい、決断できない、迷う、パートナーと話ができない、様々な事情でセンターの専門相談を利用されます。また情報を得る目的でもご利用頂けます。

実子ではない子どもを育てる選択を検討したい

治療を開始時から、実子を得れなかった時のことを考え、夫婦で話し合っておくことはとても大切です。社会的擁護を検討する際、ご夫婦・ご家族のご意思がとても大切になりますが、条件として重要になってくることの一つに迎えるお子様との年齢差があります。情報を得ておくことはどの段階でも可能です。ご夫婦でこれから始まることを丁寧に話し合う機会にもなります。

キャリアを考え今のうちに卵子を凍結したいのですが…

一般的に、医学的適応とされる精子・卵子凍結は対象施設が多くありますが、ご相談のような社会的適応では、先ずそのことに対応している施設を探す必要があります。これまでに凍結保存していた方々のその後やかかる費用、成績などについても情報を得ておく必要があります。

妊娠に効果的なビタミンやサプリがありますか?

健康に必要な栄養素をバランス良く摂取することが基本です。妊娠の為に特に必要なビタミンは、葉酸・ビタミンD・ビタミンEなどがあがります。過剰摂取にならないよう配慮する必要があります。妊娠に向けて有効なサプリは、その有効性の報告から判断することが大切です。

不妊治療で妊娠したら出生前診断を受けたいのですが…

高年妊娠や児の染色体異常の可能性を不安に思い出生前検査を検討したいとのご相談は年々増えています。検査時期がつわりや体調が落ち着かない時期と重なるため、前もってご夫婦で話し合いを持っておくことをお勧めします。その際に必要な情報の提供やご相談に応じることは可能です。担当医師ともよく相談し必要なカウンセリングの機会を設けつつ準備していくことが大切です。

不妊治療で妊娠。産科はどこがいいの?

先ずはご自分の希望が優先されると思います。迷っている場合は、不妊治療時の主治医やスタッフに相談してみるのも良いでしょう。そのうえで一緒に考えていきましょう。妊娠・出産・育児に関する公的な相談機関は割と多いので、そのような場所に相談してみるのもひとつの方法です。

不妊治療で妊娠。妊娠中も不安。出産後の育児も…不安が漠然と膨らんでいます…

自然妊娠でも不妊治療でも妊娠すれば同じ時が流れ、妊産婦さん特有の不安や心配が出てきます。長い間不妊でやっと不妊治療で授かったり、不育症でやっと安定期に入った方にとっては、妊娠は喜ばしいことですが、たとえ妊娠成立したとしても、これまでの苦労や精神的な負担は残ります。同じスタートのようでも同じではないのです。不安は、医師やスタッフに相談したり、また、気持ちを共有できる場で話したり相談することで付き合っていくようにしましょう。

体重(肥満ややせ)は不妊や流産に関係しますか

妊娠を希望する男女のどちらかが肥満や過体重の場合、妊娠しにくくなります。肥満も痩せも月経に影響を与え、無月経や月経不順になりやすくなります。食生活の改善や運動を取り入れていくことはこれらの改善に役立ちます。結果妊娠への近道にもなってくるといわれます。

喫煙は不妊や流産に関係しますか

喫煙が精液所見に影響を与えることはよく知られています。女性も喫煙により不妊症になるリスクが上昇します。また副流煙による受動喫煙状態でも不育症のリスクが上昇します。

ストレスがいけないのでしょうか

ストレスが直接的な原因ではありませんがストレスは心身に影響を及ぼします。不妊や不育で悩む方は特に、その不安や抑うつによる心的ストレスとは上手く付き合っていく必要があります。不妊治療に用いられる薬などは、ホルモンバランスに影響を与える為、治療中は不安定になりやすくなるなどの背景を理解し自分の体調を知ることも大切です。

夫婦間で子どもや治療について温度差があり悩んでます…

夫婦間での思いや考え方は最初は違って当然です。一方はとても熱心な状態、一方は常に一歩引いた状態では、だんだんとお互いの距離が拡がり、険悪な空気に変わることさえあります。我慢を重ねず、話すことから回避せず、お互いの想いをよく聴くことです。毎日毎日愚痴の繰り返しで耐えられないと言われたら、解決してほしいのではなく、ただそうだね辛いよねと感情に寄添ってほしいだけなんだと伝えてみる。相手の態度を責めるより私はこうして欲しいって思いを伝えれたほうがお互い楽に話せます。また第3者を交えてのカウンセリングもお互いを客観視でき効果的です。

娘の無月経や月経不順で将来の妊娠が心配です。ここで相談ができますか?

近年プレコンセプションケアという言葉をよく耳にするようになりました。若い世代からの健康教育やケアの必要性が謳われています。第2次性徴期の不調はその後の発達に影響を与えますし、将来の健康を害する可能性も隠れています。もちろん相談をお受けできます。早めに相談し対処することをお勧めします。

初潮以降ずっと生理が不順。二十歳になっても3か月とかなかったりします。

判っているけど、煩わしい月経から解放される日々を過していると、まだいいかなあとそのままにしがちです。心配になった時に相談してみてください。治療が必要な場合があります。